大切にしていること 1.「信 頼」
建築は、施主さま・私たち・職人が、一体となったチームで行うモノづくりです。最も大切なことは互いの信頼関係であり、高い性能も強固な構造も信頼関係があってこそ醸成されるからです。WARMSでは、営業・設計・現場監督がお互いの専門性を発揮しながら、常に連携(PJチーム化)して施主さまをサポートする体制としています。
【営業】
フロントパーソンとして、施主さまのご不安を解消しつつ大切な信頼関係を築いてゆくためのPJチームの中心的役割を担っています。御予算に応じた資金計画、税制優遇、最も有利なご融資の提案など、設計や現場監督の立場とは異なる専門性から施主さまをサポートしています。
【設計】
法令調査からヒアリング、プランニング、プレゼン、製図、各種申請、構造計算、内装のコーディネイトまで一貫して担当致します。耐震や温熱環境の技術提案、施主さまのお好みに応じた他にはない魅力的な空間をご提案しています。スタッフの経験や力量はもちろんのこと、これまで多種多様なショップデザインに携わり培ってきたデザインスキル、アイディアの蓄積、素材知識、職人の技術力などを背景とした提案が総合的な強みとなっています。
【現場監督】
建てるまで、建ててからのお客様の満足度に大きく関わる施工品質に妥協はありません。技術力のある職人と共に施工品質を高め、長期にわたる品質を保持することがより高いお客様の信頼獲得につながっていると考えています。また、近年の職人不足。卓越した職人の確保は大変難しくなっています。現場監督の行う人的な信頼関係の構築は、職人とのつながりを維持するための大切な役割のひとつとなっています。日々現場周辺のご近隣とのコミュニケーションや、安全管理、円滑な工程管理におけるコストパフォーマンスの向上など、建築プロセスのアンカーとして多岐にわたり尽力しています。
大切にしていること 2.「デザイン」
近年、デザインと言う言葉があまりにも理不尽な扱いをもって乱用されています。デザインとはオシャレさを表現する言葉でも、モノの名称でもありません。それは考える人の情熱がもたらす「行為」そのものを指します。
デザインは機能、課題、問題、などを解決するための創造的なプロセスです。
【フォルム】
Form follows function. 「形態は機能に従う。」サリヴァンの言葉には、様式にとらわれずに余分な装飾を省き、無駄のない形態や構造を追求した結果として現れる美しさ=「機能美」を大切にしています。機能を満たすとは、構造や性能、使い勝手を満たすことにとどまりません。住まい手の趣味嗜好、美意識、感性など感覚的な事柄も建築に求められる重要な機能のひとつです。建築空間の内と外で起こる体験全体の質を高められているか、お引き渡し後、末永く心地良さが感じられているか。ヒト、モノ、コトが調和するように熟考された結果、永く愛されるカタチが生まれます。
【ディテール】
God is in the Details. 日本には部分即全体という言葉があります。部分や細部が建築全体の品質を決めているといっても過言ではありません。その出来映えの善し悪しは設計事務所や工務店の設計力・技術力の目安であり、最終的な施工品質と密接な関係にあると考え、私たちがもっとも力を注いできた部分でもあります。完成した時点のみ美しければ良いということではなく、長く使い続ける中で、その美しさがより深まってゆくように、素材、納まり(取り合わせ)、手入れ方法などを大切に配慮しご提案しています。
【コーディネイト】
空間の雰囲気を決定づける重要な要素です。色や素材、照明、家具など扱う対象は多岐にわたります。高価な素材を多用すればいい空間ができるとは限りません。ミースの言葉を借りると「最新の材料が必ずしも優れているとは限りません。すべてはその材料をどう使うかです」。この言葉には、素材と真剣に向き合うことの重要性を唱えています。カテゴリーや流行にとらわれず、素材を感じるチカラとクラフトマンシップの精神を大切にし、使い勝手や耐久性への配慮と、心地よさや遊び心とを両立した、長く愛されるコーディネイトをご提案しています。
大切にしていること 3.「品 質」
住宅産業をクレーム産業と言い憚らない業界の風潮に流されることなく、施主さまと私たち、職人との強い信頼関係、そして設計の最適解を追究し建築そのものの高い品質を確保しています。品質の確保はお打合せの時から既にはじまっています。お引き渡し後、経年変化によるご負担が低減されるよう多くの配慮をもって取り組んでおり、起こりうるトラブルを可能な限り予測し素材の特徴や性質について丁寧なご提案とご説明を行います。そして品質に大きく影響するのが意匠。「意匠性」と「耐久性」は、しばしば拮抗します。意匠を優先すると「もろく」なり、耐久性を求めると「意匠がくずれる」といった具合です。そんな折には、私たちは躊躇なく耐久性を選択します。「機能性を排除してまで美を追求してはならない」。少し大げさですが、このような信条をもって丈夫で長く愛して頂ける建築の設計を行っています。